2021年 7月16日~7月18日 メンバー Lたじまる、岩倉パパ、みわさん、かっぱ夫妻
7/16 全夜発で岩倉パパ号で京都を出発、途中でみわさんを拾い、一路川上村方面へ。前鬼への道をいくと雨がザーザーふっている。。。梅雨明けを予想していたが大気の状態は不安定なようでとにかく雨がザーザーで不安を掻き立てられつつ、前鬼へ。途中鹿がたくさん。鹿のシルエットにはついつい反応してしまう。林道に入る直前には真新しい鹿の轢死体。背ロースだけでもいただこうかと一瞬考えたが雨も降っているし、いつ死んだのかも不明なのでやめておく。道の駅上北で仮眠するつもりだったが雨もふっているし、意外に街中だし、テント泊禁止だし、、、、で、現地までいってテントを張った。雨はやんでいて明日に期待しつつ軽く飲んで宴会して就寝。
7/17
朝起きるとけっこうな大雨。水量も多そうだし、前鬼ブルーは期待できそうにないし、どうしよう。。。雨雲レーダーという便利なものを見ると雨が降っているのはどうやらピンポイントでここだけのようなのでどこかに転戦しようということで、後発メンバーに連絡をとるべく林道を下山開始。するとちょうど後発メンバーのかっぱ夫妻とすれ違い、一緒に下山。とりあえず雨雲から逃げるように北へ移動すると上多古あたりにきたらぱーっと晴れてきた。これはこのあたりの沢なら登れそう!ということで上多古本谷に転戦することに。幸いすぐそこだったので車で移動。林道終点手前の立派な駐車スペースに車を止めて準備することにした。準備していると別パーティが車2台で到着。神戸の方で日帰りで抜けるそうだ。われわれは宿泊予定。がんばってくださいねーと別れる。

駐車場所は矢納谷と本谷の出合で、登山道を本谷側に歩いていくとすぐに天竜ノ滝が出てくる。すごいい水量と迫力。当然のぼれずにせっかく降りた道をまたもとに戻る。
先ほどの神戸パーティと前後しつつ進む。前日までの雨でかなり増水した水量で神戸パーティは普段ならなんでもないところでもロープをだして安全を期している。2人ほど激流の浅瀬に飲み込まれていたが浅瀬なので問題はない。われわれも同じようにロープを出して進む。双竜の滝、洞門の滝等が美しい。

そうこうしているうちに幸次郎窟という場所に到着する。左はハングした絶壁で奥にあるであろう滝の落ちる音が聞こえる。洞窟のような幻想的な場所でしばしザックをおろして滝見学をする。

幸次郎窟を後にして高巻きを開始する。出だしにピンクのテープがあり、道はわかりやすい部類だがトラバースがちょい悪で、これまでの雨でぬかるんでいるのもあり、慎重に進み、ロープいるかな?いや、いらんかなー?ってな微妙な感じでいると、真下に斜滝がおちており、水量も多く落ちたらあぶなそうに見える部分にさしかかった。これはロープだそうと思ったらFIXロープがはってあり、なら大丈夫か。。。とそれをつかいながら慎重に進む。2番手のかっぱさん、その後ろのみわさん、りつこさんがそこに差し掛かったとき、私の後ろの2番手のかっぱさんが「落ちた!」と言う。はっ!として振り返ると2人の姿が見えない!一瞬目の前が真っ暗になるような絶望と祈るような気持ちで2人を探す。ほどなく2人の姿が藪のなかに認められ、ほっと胸をなでおろす。どうやらロープをにぎってわたっている途中にすべってロープを張ってしまい、張ったロープに巻き込まれる形で2人がぶら下がる形になったようだ。FIIXロープにセルフをとっていたからよかった。いつも慎重なリツコさんの行動が吉と出た。そんなやばめな高巻きが終わるとすぐにナメ。それを超えて6m斜滝に到着する。神戸パーティにまた追いついた。ここはぱっと見た感じ、登れそうに思えたが、水量が多く、壁に近づくことそのものが危険だと思われた。

神戸パーティの後につづいて巻きを選択。すこし悪い箇所のロープ確保を終えて落ち口にもどろうとするが、どんどん上に追いやられてしまい、すこし迷う。もう少しあがれば尾根っぽいところを越えれそうだがさすがに上にあがりすぎと感じ、懸垂で戻る。先に行った先行パーティはどこにいったのだろうか?結局この先パーティにあうことはなかった。懸垂でもどったところから沢が見える絶壁まで歩き、そこから懸垂することにした。垂直の懸垂約20mで沢に降り立つ。降り立った場所は煙突の滝の落ち口。どうどうと水が流れおち、すごい迫力だ。

そしてこの煙突の滝も結局は右岸巻きなのだが先ほどの懸垂地点からは絶壁に阻まれてその巻き道に到達することはできず、結局懸垂したのは正解だった。本当はロープをだしたセクションからすぐに右にトラバースが正解だったようだ。煙突ノ滝をたじまるのリードで登攀。滝の左側のルンゼを登り、落ち口にむかってトラバースする感じでいけるように思った。立木で支点をとりつつトラバース。最後はカムで支点をとり、ギャップをこえようとするもここはかなり悪い。連日の雨で足がぬかるんでいて無理やり突破は出来なくもないが後続メンバーはどうか?其の先で支点も取れそうなら突っ込んだが、とれそうにないため、ここは引き返す。そしてさらに上へ巻くルートを選択。それもまたひとつの正解だったようで、木の根のホールド豊富、足元も固められている印象で安心して進み、煙突の滝をまくことが出来た。なんちゃら淵?は左岸巻き。なぜか印象に残っていない・・・

その後もいくつか滝を越えていき、そろそろ泊まる場所をさがさないと。。。とあせりだした頃(17:00頃)幕営地の本谷と竹林院谷の出合二俣へ到着。
快適そうな場所で水汲み場や焚き火跡のような雰囲気もある。さっそく幕営地をここに決め、木とロープを使ってタープを張り、薪集め、夕食の準備をする。連日の雨で薪となる木はすべてぐしょぬれ。しかしそこは腕の見せ所!?乾いた枝をあつめて最初の火がついた。そうしたらこっちのもの、燃え方が悪かったが最終的には豪快な焚き火に成長。持ってきた鹿肉内ロースを焼いてパワーを補給する


岳人クラブの食料担当は無く、各自おのおの好きなものを食べる方式。意外と好評です。

「焚き火は小さな太陽である」
サバイバル登山入門 服部文相
焚き火をかこみつつ、満点の星はありませんでしたが楽しい贅沢な時間をすごす。ボウモア12年を持ってきたというと岩倉パパは大喜びだった。持ってきてよかった~
鹿肉も内ロースを手始めにハツ、背ロース、内モモをやいて食べる。シンプルにおいしい。明日の元気を補充できた気分。21時頃就寝。
7/18 4:30起床 朝方、霧雨のような雨がふっていたが、幸い行動できる範囲でうっすら明るくなってきたので焚き火を起こしなおす。幸い火種は残っていて簡単に火がついた。あさごはんのおかゆをつくってチャイも作る。甘いチャイはパワーが沸いてくるようだ。みなさんめいめい起きだして各自あさごはん。「グッモーニング・サー!」にっこりチャイを差し出す。気分はシェルパである!?勝負服から戦闘服に着替えてどうせすぐにぬれるのだが服をかわかして出発。

8:00 幕営地の二俣を出発して上部の二俣を目指して歩く。すぐに左側からりっぱな滝が出合う。すこし雰囲気が明るくなってきた谷の巨岩帯をボルダリングしながら進む。登れない滝は巻いたが、巻きすぎてまた上にいってしまう。仕方が無いので懸垂下降。また沢に復帰できた。

この懸垂でロープの末端を解き忘れる初歩的なミスをしてしまい、なんとかバイル片手に登り返して復帰。基本動作を徹底せねば。。。復帰後、阿古滝を目指して進む。
この先もいくつか滝は出てきたがおたすけ紐程度で突破していき、最後に15mくらいの滝が左手、右にも流れがある地点に到着。阿古滝との分岐の二俣だろうか?およいで対岸にわたり、15m滝の左を登る。ホールドも多くて簡単。ちょっと稜線の香りがしてきた其の先、大きな岩壁と立派すぎる滝が姿を見せた。阿古滝?

ようやく到着した今回のフィナーレ。最後を飾るにふさわしい素晴らしい景観。
そして滝壺の真下まで行き滝に打たれるかっぱさん。いろいろあった今回の沢だったが最高のフィナーレをむかえた。

後は阿古滝を左に巻きながら登る道をつたい、阿古滝上へ。一般登山道に合流し、あとは下山だけのフィナーレ!。。。にはならなかった。下山はかなり悪かったので途中でハーネスをつけたほど。テープは随所についていたのでそれを信じて慎重に下山。最後の最後まであんこがつまった充実の沢でした。これは一般登山道ではない!



帰りにつぎなる目的地、天理ラーメン彩華を目指して運転。約1時間30分後にはたべることが出来たなつかしの味。

今回の山は予定変更の後は予定通りいってちょっと想定外のこともあったけど冷静に対処でき、たのしく終えることが出来ました。日ごろのクライミングトレ、体力トレ、ちょっとした工夫を重ねることでどんどん山は楽しくなっていくなあ、と感じた良い山行でした。
さあ、次はどこに行こうか?


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