2021お盆山行 尾上郷川 別山谷 カラスノ谷 その2

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2021年8月12日

泊地(6:00)ー太平壁取り付き(7:30頃)ー別山山頂(8:59)ー三の峰(10:39)-三の峰避難小屋(10:45)-二の峰(11:29)-一の峰(12:01)-銚子が峰(12:48)ー母御石(13:06)ー大杉(15:06)ー駐車地ゴール(15:18)

豪華な夕食で昨日の疲れも回復し、4:30くらいに起床。朝早くにタープをうつ雨音に不安を感じたが、朝おきたら雨は上がっていた。

タープを打つ雨に目覚める

雨が本格的になる前になんとか別山まで到達したい。そういうわけではやめに出発したかったので朝の焚き火はなしとして準備を急ぐ。昨日の残りのご飯をお茶漬けにして残ったごはんを弁当にして出発。

大平壁を目指して行く

飽きもせず、まだまだ小滝が出てくるが、昨日で滝の核心は越えているのでたいした滝はなくガラ場歩きでずんずん進む。天気はまだ大丈夫。大平壁に近づくとどんどんガスってきて本来は良い景色が見えるはずだがまったく展望がなく、残念だ。

展望がよければこんな感じ(他サイトより拝借)

そのうちに大平壁に到達したと思われ、草付きを登るよりも岩を登ったほうが安定するような傾斜になってきた。岩を選んでいって登るようなイメージでどんどん高度をあげていく。ところどころもろい岩や巨大な浮石もあるので注意して進む。

大平壁を登る

快適な岩登りを意外に短めなイメージ終了し、草付きに変化してきた。草付きになるととたんに歩きにくくなる。無意識に岩を目指してしまい、頂上直下の岩に取り付く。傾斜があって岩も脆く、これは越えられないと判断して右にトラバース気味に移動すると岩が脆くて少し怖い思いをした。トラバース途中、頭大の石を落としてしまったがいつまでもいつまでもガラーンゴローンドーンという音が響いていた。。。おっかねえ。。ここを超えたら正真正銘核心は終わり。最後の集中だと思って脆い岩をマントル返して乗り越えてハイマツ帯に突っ込んで一安心!どうやら生きて帰れそう。

頂上直下のハイマツ帯

ハイマツの藪こぎをして頂上とおぼしきふくらみに突っ込んでいくと果たしてそこは別山の山頂!ダイレクトに登頂成功。「えーベースキャンプーベースキャンプー聞こえますか」「こちらアタック隊です」「たった今登頂に成功しましたーあいにくの天候で展望はのぞめませんー」

別山山頂
少し疲れた!?おっさんたち
登ったラインのイメージ(他サイトより拝借)

さて、長い長い下山の開始。標識を見ると。。。。イッ、イッテンニーイチジゴワット!!! イッ、イッテンニーイチジゴワット!!!!ではなく、じゅっつ、じゅうはってんきゅうーキロ~!!

なげー

でも時折見える展望を楽しみつつ、まるで北アルプスの稜線みたいだね!うふふ。。。。などとのたまいながら下山するおっさんたちであった。

ニッコウキスゲ咲く草原

途中立ち寄った三の峰避難小屋で珍しく他の単独登山者に出会った。お兄ちゃんはカメラをもって台風みたいな雨のなかを登ってきたらしい。「台風以上でしたよ」とのこと。やはりあの倒木は一昨日の風で倒されたものなのか?わからないけれどひどかったなー

三の峰避難小屋
母御石ボルダー!?

そして長い長い下山を終えて15:18にゴール。小屋に到着したときには本格的に雨が降り出しており、もし1日めをがんばらなかったらこの大雨の中、もしかして雨で滝のようになった大平壁を登らなくてはならなかったのかも・・・・1日目、がんばってよかったなあ。。。。

おまけ。下山直前の石畳でびっくりするくらいのチチダケがあった。たっぷりのオリーブオイル砂糖と醤油で炒めるとおいしいよ!

大量のチチダケ

今回のお盆山行はハズレ年であったがなんとか合間を縫って充実した山行となった。晴れた日にまたおとづれて見たいが、あの倒木地帯はもう勘弁かなあ!?と思う。

さて、次はどこに行こうか?

コメント

  1. […] 次回に続く! […]

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