2021.7.22-7.24 白山 チョーゲージ谷右俣~左俣下降

2021年7月21日
前夜に石山駅に22時に集合、出発する。林道入口には通行止めっぽいロープが張ってあるが構わず林道の奥まで進む。取水口近くの広い駐車スペースに止めて仮眠。途中、車が1台、一番奥まではいっていくのが分かった。(釣り師かと思ったが翌日先行の神戸パーティのものと判明)

2021年7月22日 1日目

取水口(5:20)ー第一堰堤(8:25)ー第二堰堤(8:48)ー第三堰堤(8:52)
ー(釣り)ーゴルジュ入口(12:00)ー二股(14:04)ー因果の滝(14:30)

ー(因果の滝の高巻・所要2:10)ー宿泊地(16:41)


準備をして出発。準備をしているともう一台車が来る。釣り師の車のようで「釣りですか?山ですか?先にはいっていいですか?」等、矢継ぎ早に聞かれる。「すでに先行者がいますよ」というとあきらめて帰っていった。釣り師は早い者勝ちで世知辛いな・・・と思った。

広い駐車スペースに停めて準備

我々も登山者でもあり、釣り師みたいなもんであるが。。。天気もよく気分よく出発。歩いていると谷の先から朝日がさしてきて幻想的な風景になってきた。長い河原歩きではあるが、こんな景色を見せられてなかなかに気持ちいい。退屈な河原歩きだがときおり美しいナメや雪渓もあり、なかなか良いアプローチと感じた。トラロープが数本はってあったがおそらく増水時の渡渉用だろうか?確かに増水時には大変そうだ。

幻想的な朝の出発風景

広い河原をひたすら歩くと途中には雪渓もあって雪渓近くに生えているような山菜なんかをおかずにいただきながら歩みを進める。

雪渓が残っていました

堰堤跡は合計3つあり、歩き始めて3時間ほどようやく1つ目の堰堤があらわれた。

1つ目の堰堤

1つ目の堰堤までは出発から3時間と遠いが、1つ目からは2つ目、3つ目とどんどん堰堤が出てきてスタスタ気持ちよく進む。堰堤といっても自然の岩をつかったナチュラルっぽい堰堤でほぼ崩壊している。3つ目の堰堤とゴルジュまでの間で気持ちもよいので釣りをしながら進む。尺上(34cm!)の岩魚もゲット。その場で刺身にしておひるごはんとさせていただき、すっかり満足していざゴルジュへと進む。

地図上ではこれでもかというくらいのゲジゲジゴルジュマークであるが、そこに入っても暫くはこれまでと同じ川原状が続き、なんとなく両岸はせばってくる感じはあるがそんな圧迫感はない。

そうこうしているうちに谷はだんだんと狭まってきて時期としては早すぎたのか雪渓が現れる。ゴルジュ地形の中の雪渓ということで、くぐるしかなく、冷や冷やしながら足早に通過する。しかしこの後、あまりのも雪渓が出てくるのでこの冷や冷やして足早に通過な感覚はすっかり麻痺してしまうことに・・

雪渓くぐる(何回も・・・)

二俣の少し手前からなんとなく本格的なゴルジュっぽくなってくる。天気もよく、水もそんなに多くないので渡渉と簡単なボルダリングでどんどん突破していく。たまに雪渓も。。。

徒渉とボルダリングで超えていく

ここは水量が多いと突破は厳しいものとなるし、途中で増水したら退却も難しくなると思われるので、天候を見て入渓したいところと感じた。ほどなく二俣に到着。

二俣に到着

時間は14時過ぎで進路を右にとり、ほどなく因果の滝に到着。因果の滝をまくのに1時間として、15時には宿泊地に到着できる?そうなればもう余裕じゃーん。いやー癒し系の良い沢だなあーなんて思いはここまで。

因果の滝

ここから約2時間半に及ぶ壮絶な高巻きを強いられるとは。。。師匠が前回来た際に目星をつけていたところから因果の滝の高巻き開始。いきなりの急傾斜とやぶやぶの尾根でいろんなもんがひっかかるは、怖いわ、ザックの細かい紐は千切れるはで大変な思いで何とか高巻き終了。北国の沢の巻きはこんなもんとの師匠のお言葉。まあ、そうですね。。。過去いち大変でした。

ヘロヘロの状態で宿泊適地を探してタープを張る。最後の2時間30分で体力の3分の2を持っていかれた感じだがなんとか快適な宿を構築完了。

タープで快適

岩魚の燻製を作成したり、ナンを焼いてみたり、いろいろして過ごす。到着が遅かったので少し時間的な余裕がなかったが、ビールと少しのお酒もいただきつつ、来し方を振り返る。それにしても下界のソーセージは最高だ。

2021年7月23日

泊地(5:50)~ボルダー滝~ツルツル滝(9:48)(ツルツル滝の巻き)~ 稜線(12:20)~左俣下降(14:48)~左俣上の泊地 (17:30)

昨晩は焚火は快適だったが、焚火の煙がタープに吹き込み、煙たくも暖かいままシェラフをかぶらずに眠ってしまい、夜中に虫に刺されまくって目が覚めてからは寝れなかった。小さな大量の蚊。食う、寝る、出すに成功すればその山行は成功というが・・・寝るに失敗してしまった。それでも4:00に起床して朝飯をかっこんで6:00に出発。ときおり雪渓も出てくるなか、小さな滝を巻いたりボルダリングしたりでなかなかの大変な思いをしてどんどんゴルジュを詰めていく。上部にいくにつれて白山らしい美しい渓相で心なしか明るい雰囲気になってくる。出てくるほとんどの滝を適度なクライミングで越えていけると思っていたが、ひとつだけ低いがどうにもツルツルでこえられそうにない滝が出てきた。突破するなら普通に考えて右の入るルンぜをある程度登り、そこからトラバースとなるだろうか?だがかなりめんどくさそう+トラバースで滑ればただではすまない。ということでなんとか直登で突破できないか?まるでボルダーのムーブをさぐるかのように2人で相談。ショルダーを使えば一手目のガバ?までは到達でき、そこから左へ2手続くカチをこなせば足はないが登れるのでは?というわけでトライ。師匠をショルダーで踏みつけて一手目のガバ、そこから2手の細かいカチトラバース。ガバと見込んだホールドはそれほどガバでなく、怖い思いをしながら雄叫びとともになんとかクリア。やれやれ!事前にボルダーサボってなくてよかった。3級くらい?気をよくしてすすむと最後に2段の大滝が登場。下段の滝は空身で登り、荷揚げ。2段目の滝は左の灌木伝いに巻いた。この巻きもなかなか恐ろしかった。

2段の滝

2段の滝を超えるとツルツルの20mくらいの滝が現れてこれは巻きとなる。すこしもどって左のルンぜから巻くが、これまた昨日以上の最悪の巻き。足元はゆるいわ木は折れるわで恐ろしい思いをしながら巻く。またここで2時間30分を使った。そしてあとは稜線への詰め。ここの藪漕ぎも壮絶で稜線まで全然近づかず、これまた過去いちの大変な稜線への詰め。体力はドラクエの赤レベルにまで持っていかれたと思う。

稜線からは登山道ですこし安心。この登山道は荒れていてとても一般道とは思えない感じだがこれまでの道に比べたら天国みたいなもんだ。はるかかなたに大畠谷(オバタキタン)のスラブを望む。近いうちに登ってやりたい。

はるか、オバタキタンを望む

荒れた縦走路を進み、左俣への下降点は1591mの北側のコルからが傾斜がゆるそうなのでそこからとした。クマザサの尻セード、クマセードをしつつ下降。クマセード最高に楽。クマセードのおかげでそんなに苦労せずに左俣へは下降できたが、そこからが懸垂の連続で時間を食う。

なんとか二俣までたどり着きたかったが、時間切れで17:30に宿泊地を探してタープを張る。そこそこ良い場所が確保できた。今日こそは虫をシャットアウトして寝ようと網をかぶってねたが、寝ているうちにずれて網の中に虫がはいっていたららしく、顔を集中的に噛まれてしまい、右目が「お岩さん」になって余計にひどいことになってしまった。またしても「寝る」に失敗。

2021年7月24日

宿泊地(6:30)ー二俣(8:54)ー取水堰堤(16:00)

師匠の時計が1時間を遅れていたようですこし後ろ倒しの6:30に出発。寝不足の体にむちうってなんとか二俣へ到着。二俣手前の滝は飛び込んで突破したら楽に思えたが、最後の最後で変な怪我をしたくないので懸垂でこなす。

二俣ふたたび

そこから先はすでに行きに通った道なので基本的に問題なく下降した。堰堤までくればもう一安心。あとは長い長い河原を重い足を引きずりつつ下山。取水口の建物が見えてきておっさんたちの周遊旅は終了した。

目が腫れている・・・・

杉津でソースカツカレーを食って帰宅。

今回の反省:シェラフはマミー型に限る。今回、薄手のシェラフにしたため、マミー型ではなかった。マミー型でなければ虫に極端に弱くなる。寝れないと翌日に響く。

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