前回の続きです。前回の投稿はこちら。
核心ともいえる滝を突破してからも落ちたらやばいところばかりをヘツリや泳ぎを交えてあるいていく。

ほどなく1日目の宿泊地についた。早速釣りにいく。基本、ルアーで釣ったがよいサイズの岩魚が釣れた。ここの岩魚は警戒心がうすい。人が入っていないからかな。

2日目 8月11日
BP~白金滝~三段の滝~黒岩谷出合~サルガ滝手前にて泊
2日目もヘツリを交えて落ちたらやばいところばかり超えていく。途中ちょっとしたアクシデント。しばらくクライミングをやっていなかったせいで弱った身体でクライムダウン中にちょっといきずまり、ザックをおろして突破しようとザックを肩から抜いて落としたつもりがザックが腰のガチャ類のなにかにひっかかり、ザックに引きずり落とされるような形でフォール。腰を強打してしまった。痛かったが幸い歩行には支障無かった。なんともうかつなミスであった。教訓としてはクライミングさぼったらあかん。ザックは途中で投げ捨てたらあかん。腰まわりはすっきりと。



2日目のハイライトは3段滝のネイリング。中間にキャメロットの1番がなんとなく利いた。カムが利いたのでそのまま突っ込んでもよかったが、やはり賭けになるのでその上にネイリング。ネイリングしたハーケンが乗り込んだ瞬間ばこっと抜けて落ちなかったがヒヤリとした。私がびびったのでYNS君が交代してくれて登る。確実なネイリング、見ていて安心。ありがとう。
しばらく進むと雪渓が現れて、白い靄が立ち込めていて不気味な雰囲気。YNS君は足がはやく、普通に歩いていると引き離されていくがなんとかこの雪渓だけは全力を出してついていき、急いでくぐって通過・・・・やれやれ。

2日目の宿泊地は腰を打ってすこし歩きが遅い私のせいで予定より少し手前のサルガ滝の巻きに入る手前で泊。サルガ滝の滝壺までいってルアーを投げると立派な晩御飯、お弁当のおかず、行動食が釣れた。実は今回の登山はサバイバル登山家の服部氏の真似事をして米のみ持参の調味料のみ。パートナーのYNS君は普通のスタイル。「ようやりますわ・・・」とあきれ顔!?
ガスも持参していなかったが立派にご飯が食べることが出来た。米は2合炊いて晩御飯と朝ごはんに。残りの岩魚は燻製にしてお弁当に。

岩魚丼 
サルガ谷の岩魚
8月12日(Day3)
BP~吹沢谷出合~矢吹谷に入らずに本流を遡行、上部二俣を右のカナホリ谷へ。犬ヶ岳のすぐ南付近に抜ける、栂海山荘にて泊

朝いちでサルガ滝を巻き、滝の上に降り立つと沢は源流の雰囲気になってきた。

まだまだ滝は出てくるがどれもこれまでの困難さに比べたら容易に突破できる。

滝のすぐ右を容易に突破できます
途中、顕著な赤茶けた岩場が出てくる。ここは恐竜の化石があるとか無いとか??

雪渓も出てきて怖い思いをしつつついに二又。北又谷ともお別れ。

途中、めちゃくちゃ幸せそうな宿泊適地があり、予備日もあるのでここで泊まりたいとおもってしまった。しかし、時間もまだ泊まるには早いし、できるだけ進んでおこうということになって予定通りに進む。宿泊適地の上は岩魚の宝庫。警戒心がうすい初心な岩魚で、じゃぶじゃぶ水に入っているのに逃げない!しかも巨大な岩魚。。。。ぜったい釣れるやつやん。。泊まったら幸せだったろうなあ。今度があるかわからないが次はここに泊まろうと思った。

幸せそうな宿泊適地
カナホリ谷に入ってからは小滝が連続し、それぞれに高さもあって傾斜も強く、ちょい悪な滝ばかり。空身で登ってから荷揚げをしつつ超えていくが、なかなか時間がかかるし荷揚げも重い荷物なんでつらい。当たり前であるが、ザックはシンプルなほうがよいし、出来るだけ軽量化すべき。今回の沢はちょっとずつ贅沢な装備で来ててしまった気がする。いろいろと。

最後の最後までちょい悪滝が続き、とどめは壮絶な藪こぎ。このあたりの木はなんか硬くて背も高く、1時間漕いでも大してすすんでいない。ザックを背負ったままでは進めず、ザックをおいてちょっと進んでザックを回収、みたいなこともしつつ前進。
最後は比喩ではなく転がりでるように犬ケ岳の稜線に到着。

ヘロヘロになりながら今日の宿泊地のツガミ山荘へ。
ツガミ山荘にはテントがちらほら。沢内ではタープは堂々と張れて快適なのだが、銃走路にくるとたちまち無力になる。ぼろぼろの装備をすべて投げ出して着替えその他。身奇麗になってから山荘内にお邪魔する。おっちゃん+おばちゃんパーティが山荘にいてわいわいやっていたが程なくいなくなり、数名のおばちゃんは1階に泊、私たちは2階に泊して、プライベートな空間で快適であった。
私のサバイバル登山スタイルは焚き火が出来ないのでツガミ山荘では無力。
ここでYNS君にお世話になり、ガスを拝借して夜ご飯と朝ごはんを食べた。やはり沢泊がよいな。

8月13日: BP~白鳥山~坂田峠へ下山。車道を上路集落まで辿り、十二社でタクシーを呼ぶ。 タクシーで小川温泉の自動車デポ地へ。
のんびり朝寝をしたのち、長い長いツガミ新道を下る。おばちゃん軍団はかなり早くに出発したようで小屋はもぬけの空。下るのはしんどかったが、ここは普通に縦走で朝日岳までのんびり登ってみたいルートです。
どろんこになり下山。タクシーの運ちゃんにいやな顔?をされつつ車まで小川温泉に戻る。懐かしい小川温泉で車にもどって富山で風呂。体重が3kgも減っていた。。。。風呂後、キトキト寿司で完登祝いの寿司を食って帰京。


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